トム・クルーズ主演、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督作『DIGGER/ディガー』の日本版本ポスターが到着した。カウボーイハットにシャベル、そして踏みつけられた地球。10月9日の公開に向けて、作品の「不謹慎さ」が一枚の絵になっている。(フロントロウ編集部)
シャベルを突き立て、地球儀を踏む
配給の東和ピクチャーズ・東宝によると、10月9日に日本公開される『DIGGER/ディガー』の日本版本ポスターが完成した。海外版を掲載している媒体には差し替えを、今後の紹介にはこの日本版を使ってほしいという案内が添えられている。
写っているのは、白髪まじりのトム・クルーズだ。カウボーイハットをかぶり、水色のスーツにターコイズのボロタイ。ベルトのバックルは大きく、足元は蛇革風のブーツ。右手には木の柄のシャベルを突き立て、左足は円卓に置かれた地球儀に乗せている。地球儀はちょうど北米・中南米側がこちらを向いている。
背景は、荒れた海と切り立った崖を描いた壁画。上部には星座のような線が走り、足元の円卓には本が積まれている。屋内の書斎めいた空間なのに、シャベルだけが場違いに現実的だ。左上には「掘れ。世界を救うために。」というコピーが置かれ、シャベルとその一行がつながることで、この作品が何の話なのかがようやく見えてくる。

掘る男が、自分で開けた穴を埋めに行く
トムが演じるのは、石油採掘会社のCEOで大金持ちの権力者ディガー。配給の説明によれば、利益しか頭にない彼の欲深い行動がきっかけで地球は滅亡の大ピンチに陥り、ディガーは大統領からその尻ぬぐいを命じられて、世界を救うべく立ち上がる。果たして彼は地球を救えるのか、そもそもこの男は信用していいのか——というのが物語の骨格だ。
ポスターの構図は、その筋書きをそのまま置き換えたものになっている。掘る道具を持ち、掘る対象である地球を踏み、しかし「世界を救うために」掘れと言われている。ヒーローの立ち姿というより、責任の所在がはっきりしている人物の記念写真に近い。W杯とのコラボ映像でも傲慢さが前面に出ていたこの役について、トム本人は「この役を演じられるようになるまで40年かかった」と語っている。
VistaVisionで撮り、IMAXで見せる
ポスターの下部には、脚本としてアレハンドロ・G・イニャリトゥ自身のほか、アレクサンダー・ディネラリス、ニコラス・ジャコボーン、サビーナ・バーマンの名が並ぶ。イニャリトゥは『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』と『レヴェナント: 蘇えりし者』でアカデミー賞最優秀監督賞を2年連続で受賞した監督だ。
さらに、いちばん下には「SHOT ON VISTAVISION」「EXPERIENCE IT IN IMAX」の表記がある。VistaVisionはフィルムを横向きに走らせて広い面積に露光する古典的な大画面フォーマットで、そこで撮った映像をIMAXで見せるという構えだ。地球規模の話にふさわしい容れ物を選んだことになる。
共演はリズ・アーメッド、ジョン・グッドマン、ザンドラ・ヒュラー、ジェシー・プレモンス、マイケル・スタールバーグ。製作はトム・クルーズとアレハンドロ・G・イニャリトゥが共同で務める。全米公開は10月2日、日本は10月9日から全国ロードショーとなる。















