自身のメンタルヘルスについてたびたび公に話しているセレーナ・ゴメスが、新型コロナウイルスによる世界的なパンデミックの発生で少し鬱になってしまった時期があったと告白した。(フロントロウ編集部)

パンデミックにより鬱になっていた時期があったと告白

 新型コロナウイルスによる世界的なパンデミックの影響で、外出や人との接触を制限され、これまでとは違う日常生活を送ることを余儀なくされたために、精神的な不調を経験した、もしくは現在進行形で経験している人たちも少なくないかもしれない。

 2018年に、精神疾患の中でも気分障害と分類されている疾患のひとつである「双極性障害」(別名「躁うつ病」)との診断を受けたことを告白したセレーナ・ゴメスも、新型コロナウイルスによって精神面に影響が出た1人だという。

画像: パンデミックにより鬱になっていた時期があったと告白

 今回、セレーナは10月10日の世界メンタルヘルスデーに、自身のスキンケアブランド「Rare Beauty(レア・ビューティー)」の取り組みの一環として、前アメリカ公衆衛生長官のヴィヴェック・マーシー氏とのトークセッションを開催。そのなかで新型コロナウイルスに話題が及ぶと、セレーナは「始めの頃は、あまり上手に対処することができませんでした」と打ち明け、「少し鬱になってしまっていたところがありました」と告白した。

 「私の仕事は、たくさん移動して、みんなと繋がって、多くの人たちを幸せにすることで、そのことが私も幸せにしてくれます。そういうわけで、(それらができなかったのは)試練でした」とセレーナは続けて語り、新型コロナウイルスによって様々な行動が制限されたことで、精神面に影響が出たことを明かした。

 「それから、私は次第に、執筆作業などでアクティブに活動するようになりました。(新型コロナウイルスによって外へは出られない分)そのような時間を取ることを余儀なくされたのです」とセレーナ。とはいえ、それによって親しい人たちと過ごす時間が増えたとして、「私は質の高い人たちとかつてないほど多くの時間を過ごすことができました。家族とたくさんの時間を過ごせたのです」と振り返った。

少しずつ回復している

 今では少しずつ回復しているようで、「少しずつ、自分がやっていることが外へ出始めていて、とても嬉しく思っています」とセレーナ。「メンタルヘルス(を支援するため)に10年で100億ドルを寄付することを目標としたビューティーラインなど、個人的なことに取り組んできました」と、今年9月3日にローンチした「レア・ビューティー」に言及しながら、次のように続けた。

 「最近では、スタジオに行くこともできています。私に言えるのは、私は完全に調子を取り戻しつつあるということです。私は対処すべき方法で対処して、一緒にいるべき人たちと共に乗り越え、やるべきことをやり、おかしくなってしまわないよう、きちんと段階を踏んでいきました」とセレーナは語り、自身のメンタルヘルスの問題ときちんと向き合ったことで、乗り越えることができたと振り返った。

 セレーナがコロナ禍でメンタルヘルスに問題を抱えているのを打ち明けたのは今回が初めてではなく、今年5月にも「他の誰しもがそうであるように、私も不安定な気持ちを抱えている」ことを告白し、「常に情報を入れて、最新のニュースを知っておくことは大切だけど、そういうことから離れてみることも大切だと私は思ってる。抱えきれないものになりかねないから」と語り、日々報じられるニュースで不安な気持ちを抱え過ぎてしまわないよう心がけていると明かしていた。(フロントロウ編集部)

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