『ハリー・ポッター』の世界で手紙を運ぶのは、郵便屋さんではなくフクロウ。中でもハリーの相棒ヘドウィグは、シリーズのシンボルといえる存在だ。この記事では、魔法界でフクロウが果たす役割から、ヘドウィグをはじめ登場するフクロウの種類一覧、そしてファンの涙を誘ったあの場面まで、まとめて解説する。
魔法界でフクロウが「郵便屋さん」な理由
魔法界の通信手段は、フクロウ便が基本。手紙も小包も新聞も、すべてフクロウが宛先まで届けてくれる。フクロウは魔法的に宛先を探し当てる能力を持ち、住所が分からなくても相手を見つけ出す優れもの。ホグワーツの大広間に毎朝フクロウの大群が舞い込む「フクロウ便ラッシュ」は、シリーズおなじみの名物シーンだ。11歳の誕生日にホグワーツ魔法魔術学校からの入学案内が伯母のデーズリー家の阻止に受け取れず、大量のフクロウが集まり、家中に手紙が押し寄せた『賢者の石』の場面を思い出す人も多いだろう。
登場するフクロウ一覧
| フクロウ | 種類 | 飼い主 |
|---|---|---|
| ヘドウィグ | シロフクロウ | ハリー・ポッター |
| エロール | カラフトフクロウ | ウィーズリー家 |
| ピッグウィジョン | 小型のコノハズク | ロン・ウィーズリー |
| ヘルメス | モリフクロウ | パーシー・ウィーズリー |
| (名前なし) | ワシミミズク | ドラコ・マルフォイ |
よぼよぼで窓に激突しがちなウィーズリー家のエロール、小さくて落ち着きのないロンのピッグウィジョンと、フクロウにも飼い主に似た個性があるのが楽しい。マルフォイ家のワシミミズクが精悍な高級種なのも、いかにもという配役だ。
ヘドウィグはどんなフクロウ?
ハリーの11歳の誕生日に、ハグリッドが贈ってくれたメスのシロフクロウ。真っ白な羽毛と琥珀色の瞳が美しい、シリーズのマスコット的存在だ。名前の「ヘドウィグ」は、ハリーが魔法史の本の中から見つけた聖人の名前に由来する。ダーズリー家で孤独だったハリーにとって、ヘドウィグは最初の友達であり、魔法界とつながる唯一の窓口。機嫌を損ねるとそっぽを向く気位の高さも含めて、ただのペット以上の相棒として描かれてきた。
ファンが泣いた、ヘドウィグのあの場面
『死の秘宝 PART1』の序盤、ダーズリー家から脱出するハリーを守って、ヘドウィグは死の呪文に倒れる。少年時代の象徴だったヘドウィグの死は「ハリーの子ども時代の終わり」を告げる演出として、いまも多くのファンに語り継がれている。ちなみに映画のテーマ曲として有名なあの旋律のタイトルは「ヘドウィグのテーマ」。シリーズの顔ともいえる音楽に名を残していることが、この白いフクロウの特別さを物語っている。
撮影の裏側:ヘドウィグを演じたのは「男の子」
設定上はメスのヘドウィグだが、映画で演じたシロフクロウたちは主ににオス。シロフクロウはオスの方が羽が白く美しいため、映像映えを優先した配役だった。主演を務めたギズモをはじめ、複数のフクロウがシーンごとに使い分けられていたというから、ヘドウィグは魔法界屈指の「大所帯ユニット」だったわけだ。
フクロウたちの活躍を見るなら
フクロウ便の魅力が詰まっているのは、やはり1作目『賢者の石』。手紙の大洪水からヘドウィグとの出会いまで、フクロウ名場面が続く。飼い主たちのその後はキャストまとめの記事、作品の順番は映画を見る順番の解説記事でどうぞ。(フロントロウ編集部)


















