5月4日 アンバーが証言台に。ジョニーがアルコールやドラッグの影響で豹変すると語ったアンバーは、2013年に起きた休暇先のバハマでの衝突を振り返り、ジョニーが同行した娘のリリー・ローズと息子のジャックにバレないよう酒を飲んでいたこと、それがバレると自分が告げ口したのではないかと疑いの目を向け、激昂して暴力を振るってきたなどと供述。
5月4日 アンバーが、酒のボトルを体内に押し込まれる形でジョニーからレイプされたと供述。アンバーは途中、過呼吸のような症状に襲われながらも最後まで証言を続けた。
5月5日 2015年1月にジョニーの主演映画『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』のジャパンプレミアで来日した際、滞在先の都内のホテルで口論になった際にジョニーから暴力を振るわれたとアンバーが証言。
また、前日にアンバーが証言したジョニーからの“性的暴行疑惑”についてジョニーとアンバーの両者が声明を発表。ジョニー側がアンバーが「『人生最高のパフォーマンス』を披露しました」と彼女の主張は嘘だと述べると、アンバー側は「事実とフィクションの区別がつかないという病気は彼の弁護団にも広がっています」と反論した。
5月16日 アンバーが証言台に立ち、ジョニーとの名誉毀損裁判が原因で『アクアマン』の続編『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム(原題)』の出演時間が大幅にカットされたと供述。ジョニーが仕組んだ中傷キャンペーンによって評判を貶められ、マスコミから嘘つきのレッテルを貼られたと主張して、それにより「ネタバレにならない程度に申しあげますと、私のキャラクターと別のキャラクターが戦うアクションシーンなどが削除されていました。私の役からたくさんの役割が奪われ、多くのシーンが削られました」と述べた。
アンバーはまた、自身が映画でヌードを披露したり、セックスシーンを撮影したりすることにジョニーが不満を持っていたとも証言。映画『ロンドン・フィールズ』で自身のボディダブル(替え玉)が演じたセックスシーンを観てジョニーが激怒したことがあったとも供述した。
加えて、ジョニー側の弁護士から700万ドルの和解金について供述を求められていた際には、アンバーはチャリティに寄付すると約束していたにもかかわらず未だ寄付できていないことを認めた。このことについては、これまでに弁護士費用に600万ドル(約7億8,000万円)以上を費やしたのが原因だとして、裁判を起こしたジョニーのせいだと主張した。
5月17日 アンバーが証言台に立つ最終日。アンバーはジョニーとの関係が終わりに差し掛かっていた2016年のことを振り返り、ジョニーが口論の最中に自分を傷つけるような行動に出ることがたびたびあったと主張した。
5月19日 ジョニーの仕事が減少したのはジョニー自身に原因があると主張してきたアンバー側の証人として、ジョニーのことをよく知る3人の関係者が証言。仕事やプレイベートにおけるジョニーの問題点について供述を行なった。
5月25日 ジョニーの元交際相手であるスーパーモデルのケイト・モスが証人として召喚。裁判の争点の1つとなっていた、“ジョニーが(当時交際していた)ケイト・モスを階段から突き落としたというウワサ”に触れて、「彼が私を押したり、蹴ったり、階段から突き落としたりしたことは一度もありません」と証言した。
この日はジョニーが再び証言台へ。『アクアマン』のメラ役は自分自身で勝ち取ったと主張するアンバーに反論して、自身が配給元であるワーナー・ブラザースに“口利き”をしたと証言した。
5月26日 “最後の証人”としてアンバーが再び証言台へ。「私は毎日、嫌がらせや屈辱、脅迫を受けています」と、裁判をめぐって日常的に自身に寄せられている脅迫に触れた上で、「ジョニーは私を破滅させると約束しました。私のキャリアを破滅させ、私の人生を奪うと」と最後の証言を行なった。